【部屋探しの注意点!】部屋探しから契約までのチェックポイントや失敗談10選を解説!

お気に入りの部屋で新しい暮らしを始めることは、非常にワクワクしますよね。しかし、実際に部屋探しを始めると、下記のような不満や悩みを感じる人が多いのではないでしょうか?「契約するときに気をつけることはある?」

「部屋探しで失敗したくない!」

今回の記事では、このような悩みを持つ方に向けて、「部屋探しの一般的流れ」や「部屋探しから契約までの注意点」、「実際にあった失敗談」をお伝えします。

この記事を読めば、部屋探しの失敗を防げるようになるでしょう。

記事の最後に「賃貸の初期費用」の負担を減らす方法もご紹介していますので、ぜひ最後までご覧ください。

部屋探しから入居までの一般的な流れ

部屋探し

部屋探しの注意点を知る前に「部屋探しの一般的な流れ」を把握しておきましょう。
先に一連の流れを把握しておくと、部屋探しを効率的に進められるようにもなります。

【部屋探しの一般的な流れ】

  1. 引っ越し予定日を決める
  2. 希望する部屋を探す
  3. 不動産会社に行く
  4. 希望する物件の内見をする
  5. 申し込みをして入居審査を受ける
  6. 賃貸の初期費用を支払い、契約を結ぶ
  7. 鍵を受け取り入居する

部屋探しは「通常1か月程度かかる」といわれていますが、トラブルで遅れる可能性もあります。
少し余裕を持って「引っ越し予定日の1か月半前」から部屋探しを始めるのがオススメです。

部屋探しから引っ越しまでの「詳細」はコチラの記事をご覧ください。

部屋探しの注意点

ここでは、実際に部屋探しをするときの注意点を紹介します。

  • 希望条件に優先順位を付ける
  • 家賃は収入の1/3以内に収める
  • 引っ越し全体にかかる費用を把握する
  • 大手ポータルサイトで探す

希望条件に優先順位を付ける

100%自分の希望に合った部屋はなかなか見つかりません。

物件に求める条件に優先順位を付けておけば判断に迷いがなくなり、部屋探しを効率的に進められるようになります。

希望する条件に優先順位を付け、妥協できる条件まで整理しておきましょう。

部屋探しで「疲れないコツ」の詳細はコチラの記事をご覧ください。

家賃は収入の1/3以内に収める

家賃が収入の1/3以上だと生活費を圧迫しやすくなるといわれています。

不動産会社も入居審査において、家賃が収入の1/3以内に収まっているか確認します。

家賃は収入の1/3以内に収めるようにしましょう。

たとえば、手取りが30万円の場合、家賃の上限の目安は10万円程度になります。

【 手取り「30〜35万円」の家賃1/3の例】

手取り家賃1/3の目安
30万円10万円
31万円約10.3万円
32万円約10.6万円
33万円11万円
34万円約11.3万円
35万円約11.6万円


家賃の上限が決まることで、対象となる部屋の数が限定されて、部屋探しもやりやすくなるでしょう。

引っ越し全体にかかる費用を把握する

「共益費」や「管理費」など家賃の他にも月々の支払いが必要になるので、忘れずに確認しましょう。

また、引っ越しには下記のようにさまざまなお金がかかります。

  • 引っ越し業者にかかる費用
  • 賃貸の初期費用
  • 家具、家電の購入費用
  • 賃貸物件の退去費用

せっかくお気に入りの物件が見つかったのに「費用が高くて引っ越せない!」とならないためにも、何にどれくらいお金がかかるのか、計算しておきましょう。

新生活にかかる費用の詳細についてはコチラの記事をご覧ください。

大手ポータルサイトで探す

「直接、不動産会社に行く」という方法もありますが、オススメなのは「大手ポータルサイトで部屋を探してから不動産会社に行く」方法です。

ポータルサイトには、さまざまな不動産会社が多くの最新物件を載せています。

選択肢が多いうえに、不動産会社を訪れる手間と時間を省けます。

部屋探しを効率的に進めるためにも、気になる物件をいくつかピックアップしてから、不動産会社に行きましょう。


不動産会社に行くときの注意点

注意点

大手ポータルサイトで気になる部屋をいくつかピックアップしたら、実際に不動産会社に行き、内見をおこないます。

不動産会社に行くときの注意点は下記のとおりです。

  • 不動産会社にすべて任せない
  • 気になっている部屋や希望条件を伝えて予約する
  • 清潔な服装や丁寧な言動を心がける

不動産会社にすべて任せない

不動産会社に相談に行ったとき、担当者のアドバイスどおりに契約まで進めるのはやめましょう。

不動産会社もビジネスなので、すべて受け身でいると不動産会社に都合の良い物件を紹介され、契約させられる場合もあります。

すべての不動産会社が親身になって、部屋探しをしてくれるわけではありません。

理想に近い部屋を見つけるためにも、自分からいろいろ発言するようにしましょう。

  • 絶対条件を伝える
  • 紹介された部屋のデメリットも聞く
  • 契約書でわからない箇所は必ず質問する

また、部屋探しは1社だけではなく、複数の不動産会社を比較するほうが良い物件を見つけやすいです。

気になっている部屋や希望条件を伝えて予約する

繁忙期に部屋探しをしているのであれば、予約なしで不動産会社に行った場合、丁寧な対応は期待できません。

効率的に部屋探しを進めるためにも、かならず予約してから不動産会社に行きましょう。

予約するときに「気になっている部屋」や「希望する条件」もあわせて伝えておくのもオススメです。

自分に合った新着物件や未公開物件を紹介してもらえることがあります。

清潔な服装や丁寧な言動を心がける

賃貸物件の入居審査では「安定して家賃を払い続けられるか」という収入面だけではなく「入居中にトラブルを起こさないか?」という面も見られます。

申し込み後の入居審査で落とされないためにも、清潔な服装や丁寧な言動を心がけましょう。

極端にへりくだったり、かしこまったりする必要はありませんが、社会人として常識のある言動を意識しましょう。

内見をするときの注意点

内見

不動産会社に気になる部屋を伝えたら、内見をおこないます。

部屋探しを失敗させないためにも、丁寧に内見をおこなうことが重要です。

ここでは内見の注意点を5つ紹介します。

  • 内見に持っていくべきもの
  • 部屋の中
  • 建物や共有スペース
  • 周辺の環境
  • その他の内見での注意点

内見で「持っていくべきもの」や「見るべきポイント」の詳細はコチラの記事をご覧ください。


内見に持っていくべきもの

内見を効率的に進めるために、部屋の情報を記録できるものを用意しましょう。

あとで見返せるようにしておくと、ほかの部屋との比較や引っ越しのときに役立ちます。、

そのため、下記のものを持参して内見にのぞみましょう。

  • スマホやデジタルカメラ
  • メジャー
  • 間取り図
  • 筆記用具
  • 懐中電灯
  • スリッパ
  • 動きやすい服や靴
  • 身分証や認め印

部屋の中

部屋の中の状況は、入居後の生活に直結する重要な部分です。

内見で部屋の中を見るときは、下記の点に注意しましょう。

  • 家具や家電の配置を想定しながら見る
  • 設備情報と現状があっているか
  • 廊下や収納スペースの広さ
  • 水回りの排水状況
  • コンセントの位置
  • 外からの音の状況
  • 電波の入り具合
  • 日当たりや風通し
  • シャワーの水圧

部屋の状況を写真で撮っておくと、あとで振り返りやすいのでオススメです。

建物や共有スペース

部屋の中だけなく、建物や共有スペースの状況も、快適に暮らすためには重要です。

建物や共有スペースの状況から下記のことが推測できます。

  • 適切な維持管理や清掃がおこなわれているか
  • 住人はマナーを守っているか
  • 近隣トラブルが発生していないか

建物や共有スペースについて、見るべきポイントは下記のとおりです。

  • 廊下やエレベーターホールにゴミは落ちていないか
  • 廊下に私物が置かれていないか
  • ゴミ出しのルールは守られているか
  • 駐車場や駐輪場のルールは守られているか
  • 掲示板に近隣トラブルに関する張り紙はないか

周辺の環境

部屋や建物が快適でも、周辺の環境が悪ければ、快適な生活は期待できません。

内見に行ったときは、物件の周辺環境も一緒に確認しておきましょう。

周辺の環境について、確認しておきたいポイントは下記のとおりです。

  • 最寄りの駅やバス停までの距離
  • 日用品を買えるお店があるか
  • 病院や銀行が近くにあるか
  • 繁華街までのアクセス
  • 散歩に適した場所はあるか(犬を飼っている場合)

その他の内見での注意点

内見に行くときは、可能であれば下記のようなことも確認しておきましょう

  • 曜日や時間帯を変えて2回以上内見する
  • どれくらいの期間空室だったか
  • 前の住人の退去理由や居住期間
  • 騒音トラブルやクレームの発生があるか

契約するときの注意点

部屋探し

内見のあとに、申し込みをして入居審査に通れば、いよいよ賃貸契約です。

ここでは契約のときの注意点を紹介します。

  • 普通借家契約か定期借家契約か
  • 原状回復の特約条項
  • 違約金や禁止事項
  • 更新の有無や更新料の金額
  • 退去予告期間

それぞれ解説します。

普通借家契約か定期借家契約か

賃貸契約には大きく分けて「普通借家契約」と「定期借家契約」の2種類の方法があります。

普通借家契約とは一般的な賃貸契約で、ほとんどの賃貸物件は普通借家契約です。

【普通借家契約の特徴】

  • 契約の更新ができる
  • 中途解約できる
  • 正当事由がなければ貸主から解約できない

【定期借家契約の特徴】

  • 契約の更新がない
  • 貸主、借主のどちらも中途解約は原則認められない

定期借家契約では、契約の更新はありませんが、貸主と借主の合意があれば「再契約」というかたちで住み続けられます。

しかし、下記のような事情で、貸主の合意が得られなかった場合は、契約の満了日までに退去しなければならないので注意が必要です。

  • 近隣トラブルがあった
  • 家賃の滞納があった
  • 貸主側の都合

また、定期借家契約は中途解約が原則として認められないため、契約満了日前に退去した場合は、残りの期間の家賃を支払わなければなりません。

契約形態について、忘れずに確認しておきましょう。

原状回復の特約条項

退去時の原状回復の基準については国のガイドラインで定めがありますが、契約書に特約条項の記載があれば、そちらが優先されます。

原状回復に関する特約条項で、下記の費用を借主に負担させることがあります。

  • 部屋のクリーニング代
  • 鍵や畳の交換費用
  • 壁紙の張替え

負担が大きく、不利と感じた場合は、契約する前に変更できないか確認しておきましょう。

変更が認められないのであれば、引っ越し後のトラブルや負担を避けるために「契約しない」と判断するのも賢明でしょう。

退去費用の「相場」や「ガイドライン」の詳細はコチラの記事をご覧ください。


違約金や禁止事項

入居後のトラブルを防ぐために、禁止事項について、契約前によく確認しておきましょう。

よくある禁止事項としては下記のようなものがあります。

  • 楽器の演奏
  • ペットの飼育
  • 一定期間内の解約(フリーレントや敷金礼金なし物件の場合)
  • 同棲やルームシェア

禁止事項をおこなうと修繕費や違約金を請求される可能性があります。

最悪の場合は契約解除にもつながるので、禁止事項や違約金についての項目もよく確認しておきましょう。

更新の有無や更新料の金額

普通借家契約の場合、一定期間ごとに更新料の支払いが発生することが多いです。

更新料の相場は「家賃1か月分」で、契約書に更新料の記載があった場合、支払いを拒否するのはむずかしくなります。

「急に家賃1か月分を請求された!」と驚かないためにも、更新料の有無と金額を確認しておきましょう。

また、契約の更新には「事務手数料」や「火災保険」などの費用もかかりますのであわせて確認しておきましょう。

更新料を「支払う理由」や「払わなかったどうなるか?」についての詳細はコチラの記事をご覧ください。


退去予告期間

賃貸物件の退去には前もって連絡や手続きをする必要があります。

これを「退去予告期間」といいます。

「何か月前までに連絡するか」は物件によってさまざまです。

退去予告期間を過ぎて連絡や手続きをおこなうと、違約金や余分な家賃を支払う必要があります。

「退去なんてまだ先のことだから・・・」と考えず、契約前に退去予告期間についても確認しておきましょう。

実際に失敗した人の具体例10選

部屋探しで良い物件に出会える可能性は高くありません。

また、初めて一人暮らしする方や部屋探しに慣れていない方は、何に気を付けたら良いかわからないでしょう。

そこで、実際に部屋探しで失敗した人の具体例と対処法を10個紹介します。

実際の失敗例を参考に、理想で快適な部屋を見つけるヒントにしてください。

失敗談対処法
1家具家電を収納する場所のサイズを測り忘れて、家に入らない玄関や搬入経路・洗濯機置き場・冷蔵庫置き場・カーテン・クローゼットのサイズを図る
2ガスの開通連絡を忘れて、立ち会いの時間も合わずに数日間水しか使えなかったゆとりを持って2週間前くらいに連絡する
3インターネット無料でラッキーと思っていたら、速度が遅すぎて使えない・事前に引かれている回線を確認する ・自分でWi-Fiを契約する
4壁が薄すぎて、隣の生活音が丸聞こえ防音性能が高いRC造(鉄筋コンクリート)かSRC造(鉄筋鉄骨コンクリート)マンションを選ぶ
5家賃が安く、最寄りの駅とバスの路線が多かったから引っ越したら、徒歩15分くらいで、終電も早いため不便だった・家賃の安さだけにとらわれないようにする ・最寄り駅やバス停まで徒歩何分以内が希望か伝えておく ・今まで利用したことない路線は事前に時刻表を確認する
6ギリギリで部屋探したため、妥協するしかなく、不満を抱えたまま生活する羽目になった1か月半前くらいから物件探しを始める
7ガスの種類を気にせず契約したら、プロパンガスで都市ガスよりガス代が高くなった都市ガス、プロパンガス、オール電化のどれなのか把握する
8日当たりが悪くて、湿気がこもる日当たりはライフスタイルや好みで選ぶ
9部屋は綺麗だけど、立地が悪すぎてスーパーやコンビニ、ドラッグストアが遠いGoogle mapで周辺の商業施設や最寄り駅を調べておく
10リノベーションされていて部屋は綺麗だけど、外観が古すぎた外観もこだわるなら、築浅物件か外壁塗装したばかりのマンションを選ぶ


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