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「将来の医療費が心配だから医療保険に入ろう」と思う人は少なくありません。けれど、その前に一度立ち止まって、自分が加入している「健康保険」の仕組みを確認してみてください。実は医療費の負担は、この健康保険によって大きく変わるのです。
今、注目が集まっているのが「高額療養費制度」。病院での自己負担額が一定水準を超えると、その分が払い戻される制度で、多くの人にとって頼りになる仕組みです。とはいえ、普段は使う機会がないため、そのメリットをしっかり理解している人は驚くほど少ないのが現状です。
今年3月には、政府が予定していた「高額療養費制度の負担限度額引き上げ」を見送ると発表し、大きな話題となりました。本来、2026年8月から段階的に限度額を上げる予定でしたが、患者団体を中心に強い反発の声が上がり、再検討となったのです。秋以降、改めて議論が行われる予定ですが、将来の医療制度の方向性に関心を持つことは私たち一人ひとりにとっても重要といえるでしょう。
ここで忘れてはいけないのが「誰にとっても医療費の負担が同じではない」という事実です。ポイントは2つあります。
1つ目は「所得によって自己負担の限度額が異なる」ということ。これは多くの方が知っているでしょう。
しかし2つ目、「加入している健康保険によっても負担が変わる」という点は、意外と知られていません。筆者のセミナーで参加者に尋ねると、理解している人は100人中わずか数人。認知度は非常に低いのです。
だからこそ、自分の「限度額」がどれくらいなのかを知っておくことが大切です。いざというときに「知らなかった」では済まされません。健康でいる今だからこそ、仕組みを正しく理解しておくことで、将来の備えがより安心なものになるのです。
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