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胸の痛みと息苦しさを放置…肺が5cmまで縮小 「自然気胸」で緊急入院した男性の体験談
【医療・健康】胸の痛みや息苦しさを感じながらも、「落ち着いたら病院へ行こう」と受診を後回しにした結果、肺が直径約5cmにまで縮小し、緊急入院となった――。神奈川県在住の幸祐さん(仮名)は、自身が経験した「自然気胸」の闘病を通じ、違和感を軽視しないことの大切さを訴えている。
幸祐さんが異変を感じ始めたのは大学2年生の頃だった。胸や背中に痛みがあり、少し動くだけでも息苦しさを覚えたという。さらに、身体をかがめると胸の中から「ポコポコ」と泡立つような音が聞こえることもあった。
しかし、アルバイトや大学の試験を優先し、「生活はできているから大丈夫だろう」と受診を先延ばしにしていた。その後、症状は徐々に悪化。階段を上がっただけで長時間息苦しさが続くようになり、ようやく病院を受診した。
レントゲン検査の結果、右肺は大きく虚脱し、直径約5cmほどしか膨らんでいない状態だった。医師から即入院を告げられ、そのまま治療が始まった。
診断名は「自然気胸」。肺に穴が開き、漏れ出した空気が胸腔内に溜まることで肺が縮んでしまう病気だ。原因ははっきり解明されていないが、痩せ型の若い男性に多いとされる。幸祐さんも当時、身長179cm、体重59kgほどだったという。
入院後は、胸にドレーン(管)を挿入し、漏れた空気を体外へ排出する治療を受けた。約2週間の安静療法を経て退院したものの、その直後に再発。再び病院を受診した結果、今後も再発の可能性が高いとして、胸腔鏡による手術を受けることになった。
手術は全身麻酔で行われたが、術後はドレーン留置やICU管理が必要となり、「動くたびに強い痛みがあった」と振り返る。特に、局所麻酔下で胸に管を固定した際の衝撃や出血の多さは、今でも強く印象に残っているという。
その後、社会人になってから再び再発を経験したが、その際は保存療法のみで回復。現在は大きな後遺症もなく生活している。ただし、気圧変化の影響を受けるダイビングなどは制限されている。
幸祐さんは、「違和感があるのに“そのうち治る”と自己判断してしまったことを後悔している」と語る。一方で、「再発を過度に恐れてストレスを抱えるより、普段通り生活することが大切」とも話している。
最後に、「胸の痛みや息苦しさを感じたら、自己判断せず早めに受診してほしい」と呼びかけた。
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