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EDの解决にはどんなものがあるのでしょうか。また、病院での解决以外に自分でできる対策方法はあるのでしょうか。以下について詳しく解説をしています。
2-1. EDを生活習慣を見直す
EDといえば男性器に問題があると考えがちですが、実はそうではなく、生活習慣病と同じく「血管」の問題です。
糖尿病や高血圧、脂質異常症などの生活習慣病になると、動脈硬化が起こり、血液が流れにくくなります。こうした血流悪化の症状が陰茎に現れるのがEDです。
EDは、脳や心臓の動脈硬化で起こる脳梗塞や心筋梗塞と同様、ペニスの動脈が硬化することで起こります。そのため、EDも生活習慣病と同じようにライフスタイルの見直しによって改善を目指せます。
偏った食生活や運動不足は血行不良を引き起こし、EDの原因になる可能性を高めてしまうので、バランスの取れた食事を心がけ、運動習慣を身につけましょう!
2-2. ED治療薬で治療
”EDの承認薬”として厚生労働省の認可が下りている薬は「バイアグラ」「シアリス」「レビトラ」の3種です(2018年6月現在)。
「バイアグラ」はもっとも早く開発されたED治療薬で、25mg錠と50mg錠があります。特許が切れていることから、ジェネリック医薬品が存在しています。「バイアグラ」は食事の影響を受けやすい面もありますが、世界的に知名度が高く、よく治療に使われています。
2番目に発売されたのが「レビトラ」です。体内への吸収が早いため即効性がある上に、作用時間も長く、また、食事の影響を受けやすいというバイアグラの弱点も改善されているのが特徴です。錠剤は5mg錠・10mg錠・20mg錠の3種類です。
3つの中で最後に登場した「シアリス」は、なんと最大36時間の効果持続が期待できるとされています。5mg錠・10mg錠・20mg錠があります。
ED治療薬はそれぞれ成分が異なり、体質や持病によって処方できない場合があります。それぞれ使用には医師の処方箋が必要になります。きちんと診察を受け、自分にもっとも合ったものを処方してもらいましょう。
2-2-1.バイアグラの副作用
バイアグラの副作用としては「めまい」「顔のほてり」「頭痛」などが報告されています。
バイアグラをはじめとするED治療薬は「PDE5阻害薬」といわれ、「PDE5(ホスホジエステラーゼ5)」という酵素の働きを阻害することでEDを改善していくものです。
勃起は、男性器に性的刺激を与えることによって「環状グアノシン一リン酸」が陰茎海綿体を弛緩させ、海綿体に血液が流れ込むことで起こります。その環状グアノシン一リン酸がPDE5により分解されると勃起状態は収まります。勃起状態を解除する「PDE5」が過剰に作用してしまうと環状グアノシン一リン酸が働かず、勃起しなくなります。これがEDです。
バイアグラの有効成分「シルデナフィル」は、PDE5の働きを抑制する作用があります。そのため、バイアグラを服用すると環状グアノシン一リン酸が本来の働きを取り戻し、陰茎海綿体に血液が流れ込むので、勃起するようになるのです。
つまり、バイアグラには血流を改善する働きがあるので、全身に影響を与えるということになります。そのため、顔のほてりや頭痛、めまいといった副作用が現れることがあるというわけです。
2-3. ED治療薬剤以外の治療方法
ED治療薬は心疾患や脳疾患などの持病がある方は服用できないケースがあります。
その場合は治療器具の使用がおすすめです。真空式の勃起補助器具「VCD式カンキ」は器具を局部に装着して真空状態を作り、血流を呼び込んで勃起させ、根元にゴムバンドをはめることで勃起状態を持続させます。薬を使わないため副作用のリスクが少なく複数回使用できるというメリットもあります。
ただし、ゴムバンドの使用は30分以内とされているため、勃起状態を長時間持続させることはできません。都度機器を使用して人為的に勃起状態を起こす必要があります。