性欲はあるのに、勃起しなくなってしまった|ED

Advertisement

などの症状が現れる、男性であれば誰にでも起こりうる身近な病気です。EDには原因があり、対策や解决により改善が可能です。このページでは、以下について詳しく解説をしています。

◆EDとは?

 EDとは専門的にいうと「性交時に十分な勃起が得られないため、あるいは十分な勃起が維持できないため、満足な性交が行えない状態」と定義されています。バイアグラなどの普及により、EDの治療もオープンになりましたが、いまだ人知れず悩んでいる人が多い病気です。

 性機能不全は、成人男性の10~15%に該当するといわれており、加齢や病気などによる身体的原因と、ストレスなどの心理的原因のふたつに分かれます。いずれの原因であっても、血流の低下が起こり、性機能不全の状態が続くと、しだいにペニスの血管が収縮して筋肉細胞も萎縮してしまいます。そうなると、勃起はより因難になり、さらに精神的ダメージが重なり、失敗から怖れが生じ、最終的には性欲も性に対する興味も失ってしまうことになってきます。

◆身体的原因

 身体的原因には、さまざまな要因が考えられます。ひとつには、尿道下裂など陰茎の変型があげられます。また、脳卒中や頭部外傷、脊髄損傷、骨盤内臓器の手術後などの神経系の障害によって起こるときもあります。陰茎の血管の狭窄などによって血流量が減ることが原因になっていることもあります。脳下垂体や副腎、睾丸などのホルモンを分泌する器官の障害でも起こります。

 また、避けることのできない原因のひとつに老化があります。精子をつくる機能は30~40歳頃から老化が始まり、ホルモンをつくる機能も低下してきます。それに伴い、個人差はありますが、勃起能力や射精能力は次第に減少するため、勃起力も弱まります。

◆心理的原因

 新婚のときなど、性知識が乏しく、性行為に失敗したり、早漏だったりして、その後の性交に対して恐怖感をもってしまい、性的欲求があっても挿入時に萎えてしまい、うまくいかない場合があります。

 情報過多の昨今、間違った情報を信じたがゆえに、自分は女性を満足させられないと思い込み、自信喪失からEDになってしまった男性も少なくありません。また、中間管理職など、激しいストレスに長期間さらされると、副交感神経やホルモン分泌に影響が及び、性欲が阻害され、セックスどころではなくなってしまうこともあります。

◆EDを治すには

 EDの原因が身体的なものであれば、その根本となる病気の治療をすることが先決です。治療法としては、ビタミン剤(B1、B12、E)やホルモン剤を投与します。

 それだけでも軽い段階であれば治りますが、ここで勃起回復に至らない場合には、手術的に陰茎海棉体のなかにプロテーゼというシリコンを挿入する方法もあります。

 心理的な原因の場合、精神神経科で相談したり、カウンセリングなどを受けて改善する場合もありますが、その原因も複雑なため、治療に時間がかかることが多いようです。コンプレックスや思い込みによることも多いので悩まずに、専門医を受診してみましょう。

Top Stories