医師の平均年収ランキング【年代・診療科・地域・経営母体別】

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この記事では、厚生労働省の調査結果や民間医局の過去転職者のデータをもとに、勤務医の平均年収をランキング化しました。ご自身の年収と比較してどうか、参考値としてご覧ください。

医師の平均年収は1,428.8万円

まずは厚生労働省が公表している、「令和4年賃金構造基本統計調査」で医師の平均年収を確認します。この調査は「賃金センサス」と呼ばれ、毎年実施されています。雇用される労働者に対し、その賃金の実態を雇用形態、職種、性別、年齢、勤続年数、経験年数などで分析したものです。

企業規模10人以上のデータから、直近の勤務医の平均年収の推移を見てみましょう。

医師に限ったことではありませんが、男性に比べると女性の年収は低い結果となっています。
本来、
勤務先(所属先)、年齢、勤続年数、役職、診療科、働き方が同じなら、給与に男女差はないはずです。労働基準法第4条で、「男女同一賃金の原則」が定められています。

民間医局を利用して転職した医師の平均年収は?

次に、2019年1月~2022年2月までの民間医局を利用して転職した医師のデータから、採用決定時の想定年収で平均値、中央値を見てみます。

この想定年収とは、採用決定時に明示された月額給与(算定可能な諸手当を含む)の12ヶ月分と、想定賞与を含んだ額です。変動する手当、外勤アルバイト代などは含まれていません。

年収の平均値、中央値とは

「平均値」は、特殊な理由などによる極端に離れた値の影響を受けるため、実際の感覚からはズレる場合があります。
これに比べ、「中央値」は極端に離れた値の影響を受けづらく、現場の実態に即したリアルな年収を把握しやすい数値となります。

今回は民間医局が保有する全国の医師求人情報と、過去の転職データから算出した「中央値」をベースに、勤務医の年収について解説していきます。

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