医者の年収ランキング|勤務医と開業医の比較や診療科での違いも紹介

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今回は、医師の年収を他の職種と比較。そして、同じ医師でも年代別、性別、都道府県別、勤務形態別、診療科目別でどう違うのか、ありとあらゆる角度でランキングを作成しました。自分の年収の現在地を知り、今後のキャリアプランを立てる参考にしてください。

平均年収ランキングで見ると医者は高収入

まず、令和2年賃金構造基本統計調査をもとに、職業別の平均年収ランキングをまとめてみました。

このランキングより、医師はパイロットに次いで2番目に収入が高い職種で、さまざまな職業の中でも高収入の部類に入ることがわかります。

年齢による医者の収入の違い

医者の収入は年齢によっても異なります。なお、医師の年齢別収入のデータは、令和元年度のものを使用しています。

35歳を超えると、男女ともに年収1,000万円を超え、年齢とともに概ね70歳までは上昇傾向にあります。これは、医師の年収は、研修や手術の経験を積み重ねてスキルアップすることで、上昇していく傾向があることを表しています。

性別による医者の収入の違い

次に医者の収入の違いを男女別に見てみましょう。

男性の方が平均年収は高い傾向がありますが、女性医師は年収が低い傾向にある皮膚科や眼科の比率が高く、年収が高い傾向にある外科や脳神経外科の比率が低いといった診療科目による偏りが影響しているという点に留意する必要があります。

都道府県別の医者の収入の違い

都道府県別(地域別)でも医者の収入には違いがあります。ここでは、都道府県別、男女別の平均年収ランキングをまとめました。

東京都、大阪府、愛知県といった三大都市圏のほうが年収は高いと思われがちですが、医師の年収に関しては、意外な県がランキングに入っていると感じる人もいるかも知れません。これは、医師不足が生じている都道府県の医療機関が、高い賃金で募集しているためと考えられます。

むしろ三大都市圏は医師が多く、人が集まりやすい環境にあるため、賃金が上がりにくい状況といえるでしょう。

ちなみに、東京都の医師の賃金は男性で1,094.9万円、女性で1,006.3万円。大阪府は男性で1,528.6万円、女性で1,296.2万円。愛知県では男性1,639.3万円、女性は1,403.2万円という結果でした。

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