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まず、通販で売られている集音器と、専門店で売られている本格的な補聴器との価格差に驚き、それらの違いはどのようなところなのか疑問を持ちます。今回は、数ある中でもトップの性能を誇る補聴器を比較します。
本格的な補聴器の価格帯は、片耳で10万円~60万円くらいで、全国平均では20万円前後となっています。
では、10万円と60万円の補聴器の違いはどんなところが違うのでしょうか。そして、その違いによってどのような「聞こえ」の違いが出てくるのでしょうか。
高級補聴器は何が違うのか
機能:チャンネル数、バンド数
まず一番わかりやすく、そして一番重要な機能として、「チャンネル数」または「バンド数」があります。これは数字が大きくなるほど細かく音を分割し、処理することを意味します。似たもので「ハンドル数」というものがあります。これは、専門家が補聴器の調整をするときに動かすことのできる帯域の分割数です。
少しややこしいですが、チャンネル数とは、音が入力されたときにどのくらい細かく分割して処理するかというもので、ハンドル数とは、調整画面で専門家が、どのくらい細かく調整することができるかというものです。似ているようですが、意味合いが全く違うのです。
メーカーによってチャンネル数とハンドル数が異なる場合があるので、一律に比較することは難しいのです。もっと詳しく知りたい方は専門家に質問してみましょう。
機能:全自動調整
プレミアム機種には、環境を認識して自動で音を最適化してくれる機能が充実しています。雑音が多い場所では、普段と比べて雑音抑制を強く働かせたり、会話の方向にマイクをフォーカスして音声を聞きやすくしてくれたりします。
普段は意識していないのでわかりにくいですが、音環境は常に変化しています。それは、音の大きさであったり、雑音の種類であったり、音源の移動であったり、さまざまです。
その他にも反響音抑制機能や高周波数帯域出力、モーションセンサー、3マイクなど、さまざまな機能がプレミアム補聴器には搭載されています。そして、そのほとんどの機能が、特別な操作を必要とせず、自動で働いてくれるので、より自然で聞き取りやすくなっています。
保証:修理保証・紛失保証
プレミアム補聴器は、他のクラスにはない充実した保証が付与されています。高額なものだからこそ手厚い保証制度は安心材料の一つです。