補聴器メーカー各社の特徴と評判、上位6社を徹底比較

Advertisement

この記事ではカタログには書かれていない、補聴器メーカーの特徴、お客様に試聴していただいた結果、補聴器技能者たちの評判などをご紹介します。

補聴器の人気メーカーの比較と特徴

補聴器は一人ひとりの聴力を測定して、耳の状態に合わせて音質を調整するものです。しかしメーカーごとに調整で変えられない特徴があります。本記事では調整で変えられない特徴や評判を比較していきます。

多くの補聴器メーカーは、製品ブランド名と会社名が異なります。
本記事では、ブランド名を表記しています。なおカッコ内には国内の販売代理店ではなく、製品開発元の社名を記載しました。

オーティコン

オーティコンは、北欧のデンマーク王国に本社を置く補聴器メーカー「デマント社」が展開する補聴器ブランドです。
オーティコンの補聴器は「Brain Hearing(脳で聴く)」をコンセプトに開発されています。デマント社は、耳だけでなく脳についても独自に研究を行い、その結果を活かして補聴器を開発しています。

2016年に発売されたOpn(オープン)シリーズから、他社とはまったく異なった“言葉と背景雑音を自然に分けるオープンサウンドナビゲーター”というテクノロジーを搭載。2021年には世界で初めて補聴器専用の“AI雑音抑制”機能を開発しました。

2024年6月発売の最新シリーズIntent(インテント)は、これらの特徴をさらに強化・改善したモデルになっています。

オーティコン補聴器の試聴サービスを提供している補聴器専門家の評判

オーティコン補聴器を含めて、いくつかの補聴器の試聴サービスを実施している補聴器専門家の評判を紹介します。

「スーパーの中などのにぎやかな場所で、横や後ろから声をかけられても言葉の聞き取りを助ける機能はオーティコンだけの特徴だと思います」
「自分(認定補聴器技能者)で試聴してみましたが、まわりの様々な音に対して、方向感や立体感が感じられました」
「とても自然に聞こえる」

オーティコンは、こういった感想をいただくことが多いです。

一般的な補聴器だと、言葉以外の雑音はすべて抑えるように機能するのですが、オーティコンの補聴器を使ったあるお客様からいただいた、「後ろから近づいてくる自転車の音がしっかり聞こえ、危うくぶつかりそうになるところを避けられた」というお話が印象的でした。

皆さん、それぞれ色々な表現をされますが、実際に使った方の評判をまとめると、次の二つになります。
○ まわりの音が360度、色々な方向から立体感をもって聴こえる
○ 騒がしい場所で人と話すときには、騒音が小さくなって、人の声が際立って感じられる

オーティコン補聴器の特徴

一般的に音を聞くのは耳だと思われていますが、実際に音を感じ、理解・分析しているのは脳です。オーティコンは、音を聴いているときの脳の働きを調べ、脳がどのように音を処理しているのか、その原理を研究しています。

脳を研究した結果、オーティコンは他社にない独自機能の開発に成功しました。

2016年に発売されたOpnシリーズから、研究結果を活かした補聴器になっています。
Opnには他社とはまったく異なった、”言葉と周りの雑音を自然に分けるオープンサウンドナビゲーター”というテクノロジーが搭載されました。
これ以前の補聴器は、どのメーカーも”多少は不自然さがあっても、雑音の中で言葉の聞き取りを助ける機能” を開発していました。

オーティコンのテクノロジーには様々なメリットがあるのですが、人の話を長時間聴いていても負担が少なく疲れにくいこと、雑音がある場所でも音の方向感覚が分かりやすいことが特徴です。

Top Stories