高齢者の住宅に関する悩み、どこに相談したらいい? 相談窓口と高齢者でも入居しやすい賃貸住宅を紹介

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そこで今回は、高齢者の住宅に関する悩みを相談できる相談窓口や、入居しやすいといわれている高齢者向け住宅の特徴・注意点について紹介します。

高齢者は賃貸物件を借りづらい?

これまで自宅を購入する機会がなかった方や、所有していた自宅を売却しようと考えている高齢者の方が、賃貸物件への入居を検討するケースもあるかと思います。

しかし、国土交通省の資料(※)では、賃貸住宅の大家さんの約8割が高齢者の入居に対して拒否感があるというデータが示されています。

高齢者に入居制限をする理由としては、家賃の支払いや他の入居者との協調性、居室内での死亡事故などに対する不安などがあり、特に70歳以上の高齢者は審査が厳しくなる傾向があります。

そのため、賃貸住宅への高齢者の入居がスムーズに行えるように、都道府県や市区町村が関連機関と連携し、住まいに関する相談窓口を設置したり、入居前の支援などを行ったりしています。

サービス付き高齢者向け住宅という選択肢も

高齢者向けの賃貸住宅を探している場合は、スタッフによる安否確認や生活相談のサービスを受けることができる「サービス付き高齢者向け住宅」に入居するという方法もあります。

スタッフが定期的に部屋を訪問する安否確認や、常在しているスタッフへの生活相談、さらに個別契約で生活支援や身体介護、リハビリ、医療行為、レクリエーションなどを受けることができます。

60歳以上の高齢者や要介護者認定を受けた60歳未満の人が対象で、配偶者や親族も条件を満たせば同居することが可能です。

有料老人ホームと比べて初期費用が安く、生活の自由度が高いことがメリットですが、一般的な賃貸住宅よりは家賃が高いというデメリットがあります。

サービス付き高齢者向け住宅は、設備が住宅ごとに異なるため、選ぶ際は複数の住居を見学して説明を聞き、入居者の条件に合った住宅を選ぶことが大切です。

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