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ここでは、新築住宅の土地探しや、間取りを考える段階・施工段階で実施できる虫対策を紹介します。
虫の少ない立地の選定
立地によっても虫の好む立地や嫌がる立地があるものです。
害虫が発生しやすい立地には、次の様なものがあります。
- 水辺の近く
- 土など自然が多い立地
- 飲食店や繁華街・ゴミ置き場近く
基本的に害虫は湿気を好みます。
そのため、湿気の多い川沿いや水路の近くは虫が繁殖しやすくなります。
また、土は虫が生息しているだけでなく湿気も多くなるため、虫も発生しやすくなるものです。
土の少ない都心よりも郊外の方、また公園や川など自然に近い場所ほど虫は多くなるでしょう。
ただし、都心であっても対策ができていない飲食店の近くや繁華街・手入れの出来ていない古い家屋近くは、ゴキブリなどの虫が発生するので注意が必要です。
反対に、郊外や地方であっても広い敷地を確保することで隣地からの虫の侵入を防ぐことや、植栽で害虫の発生を防ぐなど対策することも可能です。
土地選びの際には、自然だけでなく近隣の建物についてもチェックするようにしましょう。
虫のつきにくい外構(植栽)のプランニング
外構として植栽を検討しているなら、虫の付きにくい種類の植物を植えるのも一つの手となります。
虫が嫌うハーブなどは害虫対策としても効果的です。
ガーデニングに特にこだわりがない、庭は必要ないという場合は、土よりもコンクリート敷やアスファルト敷にするのもおすすめです。
土や雑草が生えなくなるため、虫を避けられるだけでなく庭の手入れも簡単になります。
シロアリ対策
木造住宅で気を付けなければならないのがシロアリ被害です。
シロアリに住宅の基礎部分をやられてしまうと大きな被害が出てしまう可能性もあります。
具体的なシロアリ対策としては、次のような方法が挙げられます。
- シロアリの嫌うヒノキやヒバを使う
- 土台の木材は防蟻処理を施す
- 床下に薬剤やシートで処理を施す
- 床下に湿気がこもらないような基礎工事にする
新築で家を建てる場合、基本的には何も言わなくてもシロアリ対策がされているものですが、一度住宅会社に確認を取ってみるとよいでしょう。
ゴミ捨ての徹底
建築中に出た木くずなどを床下に放置していると、害虫が発生する原因となりかねません。
ほとんどの住宅会社で、建築中に出たゴミはきちんと処分してくれますが、現場や建築会社によっては処理が甘い場合もあります。
建築現場を確認してゴミの状況をチェックするのもおすすめです。
ゴミが残っているようなら早めに連絡して処分してもらうようにしましょう。
また、建築時に余った木材などを貰ってそのままにしておくと虫が住む場所となってしまいます。
いつか使うかもとつい貰いがちですが、使う予定がないのであれば貰わずに処分してもらうようにしましょう。