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この記事では、一戸建ての虫対策について解説します。この記事では、一戸建てにおける虫の侵入経路もあわせて紹介します。事前に対策を押さえて、害虫被害を防ぎましょう。
一戸建ての完成までにできる虫対策4選
一戸建ての虫対策として完成前と完成後にできる虫対策があります。まずは、完成前の虫対策として4点挙げました。
- 虫が出にくい立地に家を建てる
- 虫が付きにくい植物を選ぶ
- シロアリ対策を意識した構造にする
- 建築時の木屑はすぐに廃棄する
順番に見ていきましょう。
虫が出にくい立地に家を建てる
一戸建ての建設前に虫対策を考える際、立地条件は非常に重要です。
湿気が虫の発生に影響するため、川沿いや湿地の近くは避けましょう。暗渠(あんきょ)も、湿気をため込みやすい場所として挙げられます。暗渠とは、地下に設けられた水溝を指し、下水や灌漑用水を送・配送する役割があります。
こういった湿気が多い場所を避けることで、虫の侵入を未然に防止できます。
都会よりも郊外の方が土の量が多く、虫が発生しやすい傾向にあります。そのため、街の中心部に近い土地を選ぶことで、虫を避けやすくなります。
建設前の計画段階で立地を検討し、虫対策を施すことが重要です。
虫が付きにくい植物を選ぶ
虫が付きにくい植物を庭に導入することで、虫の侵入を防止できます。以下、虫よけ効果が期待できる植物について表にしました。
特に、虫よけ効果が期待できるハーブを植えるのがおすすめです。ローズマリーは虫よけ効果があるうえ世話が簡単なので、住宅植栽に適しています。
他にも、ラベンダーやミントなども虫除け効果があるため、植栽の際に積極的に利用するのがおすすめです。植栽によって、虫の侵入を防ぎながら美しい庭をつくれるでしょう。
シロアリ対策を意識した構造にする
一戸建て住宅には、シロアリ対策を意識した構造を採用しましょう。特に木造住宅は、シロアリが嫌うヒノキやヒバの使用や、防蟻処理などがおすすめです。
また、建物下部の土処理や、基礎工事で通風を確保するなどの対策も効果的です。
新築の場合は、シロアリ対策が標準的に行われています。しかし、築年数が古い一戸建てなどはシロアリ処理が施されていない場合があります。
中古の一戸建てを購入する場合、適切な対策を施しシロアリ被害を未然に防ぎましょう。
建築時の木屑はすぐに廃棄する
一戸建ての建築時に生じた木くずなどのゴミは、虫の発生源になり得ます。
施工会社に相談し、放置を避け、木くずはすぐに廃棄することをお願いしましょう。木くずは害虫被害以外にも、アレルギーを引き起こしたり、転倒リスクを高めたりすることがあります。
施工段階での処置が必要であり、信頼できる施工会社の協力が不可欠です。