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また、格安車を買っても品質や安全性は大丈夫なのでしょうか。格安車が激安の理由や購入時の注意点などを解説します。
トラブルを回避したい!格安車を買うときのチェックポイント
中古車は1台1台来歴が違い、以前の所有者がどのような使い方をしていたのかを詳しく知ることはできません。現物を見たとしても、本当に問題のない車かどうか判断するのは難しいでしょう。
格安車の購入を検討する際は、次の点を意識するとトラブルのリスクを下げられます。ただし、何らかの難点があるがために激安となっている場合もあるので、格安車にこだわるのであれば、ある程度のリスクを覚悟することも必要です。
エンジンルームの状態
エンジンルーム内の状態を見ることで、修復歴に記載がない修理があったかどうかの判断ができます。エンジンルーム内を確認するときは、ナットやねじ山に欠けや再塗装の跡がないかをチェックしてみましょう。点検や消耗品の交換で外す必要のある部分以外にこのような跡がある場合、修理などが行われた可能性があります。
また、泥汚れなどがある場合は水没車の可能性が高いです。水没車は電気系統の不具合などが予想されるため、避けたほうが無難です。
ボディや下回りの錆
ボディに錆が生じている場合、腐食が進むと塗装がはがれたり穴が開いたりすることがあります。
特に、サスペンションアームやマフラー周りといった車体の下回りは重点的にチェックしておくといいでしょう。こうした場所に錆がある場合は融雪剤や凍結防止剤、台風などによる塩害を受けている可能性があります。故障や腐食などのリスクも高くなってしまうため、購入は控えたほうが無難です。
エンジンとミッションの状態
エンジンのかかり具合や回転のスムーズさと安定性、異音の有無など、実際にエンジンをかけて確認しましょう。その際、エンジンと併せてミッションの状態も確認しておくと安心です。なお、マフラーから白煙が出続けているといった場合は、不具合が起きている可能性があるため注意が必要です。
走行距離
現在は車の性能が向上していることから、10万kmを超えても問題なく乗れる車も増えています。ただし、タイミングベルトやブレーキディスクなどの消耗品が交換されているかはしっかり確認しましょう。
なお、年式に対して走行距離が短すぎる車も注意が必要です。走行距離は1年で8,000km程度が一般的な目安とされていますが、それより極端に短い車は長いあいだ放置されていた可能性があり、エンジンや消耗部品で不具合が起こるリスクがあります。
車内の状態
ハンドルやシフトレバーなどの使用感、たばこのヤニ汚れやペットのにおいなど、車内の状態もしっかり確認しましょう。なお、シートカバーがされている場合は、カバーを外して直接シートの状態を確認することが大切です。