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ベネッセ教育総合研究所が2024年に実施した「子どもの生活と学びに関する親子調査」によると、小学4~6年生の女子、中学生女子、高校生女子のいずれも「なりたい職業」の第2位に看護師がランクインしました。ちなみに小学生は「店員(花屋やパン屋など)」、中高生は「教員」が1位となっています。
看護師は女性から特に支持される職業ですが、その実際の年収や年齢別の賃金動向、さらに離職率はどのような状況なのでしょうか。今回は看護師の現状を詳しく見ていきます。
厚生労働省の職業情報サイト「jobtag」によると、看護師の平均年収は約520万円(519万7000円)となっています。これは国税庁の令和5年分「民間給与実態統計調査」で示された日本全体の平均年収460万円を上回る水準です。
さらに、看護師の年齢別月収を5歳刻みで見ると以下のようになります。役職者も含めた数値です。
・25~29歳:37.7万円
・30~34歳:39.0万円
・35~39歳:40.1万円
・40~44歳:42.0万円
・45~49歳:44.5万円
・50~54歳:46.0万円
・55~59歳:46.9万円
30代前半までは看護師の月収が産業平均を上回りますが、35歳以降は産業全体の平均の方がやや高くなる傾向です。産業全体で最も月収が高いのは50~54歳の49.2万円です。
次に離職率について、日本看護協会の2024年病院看護実態調査報告書では、正規雇用の看護職員の離職率は11.3%となっています。新卒採用者の離職率は8.8%に対し、既卒採用者は16.1%と高めです。
離職の主な理由としては、新卒看護師の退職者がいる病院の看護管理者が挙げたもので、「健康上の理由(精神的な問題)」が52.5%と最多。次いで「看護職としての適性に不安」が47.4%、「実践能力に対する不安」が41.6%、「上司や同僚との人間関係」が29.8%、「他施設への興味や転職希望」が21.8%となっています。
看護師は専門資格が必要であり、平均年収も比較的高水準なため、多くの女性にとって魅力的な職業の一つといえるでしょう。しかし、育児やライフイベントの影響で働き方を調整することも多く、キャリア形成には個人差が生まれやすいのが実情です。
参考までに、国税庁の令和5年分統計による一般的な年代別平均年収も見てみましょう。
・25~29歳:394万円(男性429万円・女性353万円)
・30~34歳:431万円(男性492万円・女性345万円)
・35~39歳:466万円(男性556万円・女性336万円)
・40~44歳:501万円(男性612万円・女性343万円)
・45~49歳:521万円(男性653万円・女性343万円)
・50~54歳:540万円(男性689万円・女性343万円)
・55~59歳:545万円(男性712万円・女性320万円)
男性は年齢が上がるほど収入が増加しますが、女性は30代以降、300万円台で推移しています。これは育児などの理由で働き方を制限するケースが影響していると考えられます。
看護師として働くには、自身の適性を見極めることも重要です。働く環境や仕事内容について十分に調査し、将来のキャリアプランをじっくり考えることが、長く安心して続けられる職業選択につながります。
まとめると、看護師は中高生女子からの人気が高い専門職であり、収入も平均以上ですが、働き方や職場環境によっては離職率も一定数存在します。自分に合った働き方を見つけ、キャリアを大切に育てることが重要です。
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